SDGsへ取り組んでいますか? -SDG Industry Matrix-

 

昨年2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標 」”Sustainable Development Goals”(=SDGs)。今年2016年1月から実施活動が開始されているが、企業をはじめ市民セクターや個人の取り組みはどうだろうか。

以前、具体的な取り組みを行う際のツールとして”SDG Compass“という手法を照会した。さらに監査法人KPMGとGlobal Compactが提携して一つの事例指標を発行したので、それを今回は簡単に紹介する。

 

SDG Industry Matrix

これは代表的な業界ごと、17の目標ごとにSDGsを実行するための事例を取りまとめた指標だ。目標を設定し取り組むのは一企業だけでは到底できないので、ステークホルダーとの連携が必要になる。

そこでまず、各業界の提携先の研究機関や国際団体などが照会されている。次に17項目の目標が一項目ごとに照会され、それに対しての事例がいくつか掲載されている。

例えば、

 

輸送業界”Transportation Industry”における

「目標1 : 全ての場所における、あらゆる形態の貧困の解消」

を達成する取り組み事例として、

ガーナの中小企業がシンクタンクと連携して、農村地域内の輸送手段に竹製の自転車を導入する。竹の主要材料は環境負荷の小さい生分解性。自転車を組み立てることで地元の失業者をはじめ、教育を受けていない女性たちへのイニシアチブとなる

 

このように、企業が本業を通じてSDGsを考える上で参考になるであろうヒント集だと考える。

CSRレポートと同じように、またいろいろなガイドラインなどが出てくるとややこしくなり、これに引っ張られて本末転倒になりかねないので、個人的にはあまり歓迎していないのだが。最初の取りかかりの際に斜め読みしてアイデアのインプットぐらいの使い方がちょうど良いのではないか。

それよりもこの目標が採択された後に、企業が何かしらの取り組みを発表したところは欧州圏内ではちらほら見られる(例えばBASF) 。既存の目標を17項目に照らし合わせてみると、リンクしているものも多いのではないだろうか。そのような視点でみると、日本企業内でも多くみられると思う。SDGsに対しては何も新しいことではないので、17項目とリンクしているならば堂々と明示した方が良いと思う。

 

European Sustainable Development Week (ESDW)

さて企業の取り組み方法のヒントはSDG CompassやこのIndexがあるのだが、その他の学校などの市民社会ではどうだろうか。

例えば欧州圏内では、毎年5月30日から6月5日の期間を”Sustainable Development Week”として、このSDGsの普及や促進活動を展開している。

目標を達成するための取り組み計画を登録し、この指定期間内に実行。その様子をSNSなどで共有。共感したプロジェクトには参画できるようだ。

ここフィンランドでもいくつか既に登録されているようなので、実際どんな様子なのか、イベントが始まったら覗いてみようと思う。

 

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