フィンランド生活 ~住居編 その1~

前回に引き続きフィンランドの生活をご紹介します。

今回は、フィンランドの住居についてです。

私たちが現在住んでいるところは、叔父のコテージです。フィンランドの一般家庭は、主に夏休みの間、海の近くにあるコテージと呼ばれる家で過ごすことが多いです。日本で言うならば「別荘」といったところですが、何も贅沢に過ごすことはなく、一日中、海で遊んだり、本を読んだり、家族と一緒に過ごします。もちろん冬の間も週末などの休みの際には、このコテージで過ごすこともあります。

コテージは一般的に丸太小屋が多く、自分達で作ることが多いです。建築業者に依頼することは、あまりありません。いわゆる “Do It Yourself”文化が根強いです。我が家も義父や叔父の手で作られたコテージです。滞在してみると、非常に愛着の湧く造りです。細かいところを見れば、柱が少し歪んでいたりもしますが、日本のように地震があるわけでもないので特段気にしません。

こちらが現在滞在している叔父のコテージです。

Photo 22-02-2013 12 29 15

日本の東北・北海道地方の住居と同じように、二重窓になっています。隙間風は全くありません。

Photo 22-02-2013 12 28 14

自分達で建築するとなると、国の建築法に則って造らなければなりません。特に海辺の近くだと下水道の問題、森の近くや森の中だと森林伐採の制限などがあります。現在、義父の新たなコテージを建築中なのですが、建築後に審査機関が入り、全てをチェックするようです。ということは、建築する際にこの法律の内容を全て理解しておかなければならないようです。建築途中でこの法律が改訂されれば、それに遵守するように変更する必要があります。

ところでフィンランドの一般家庭のキッチンには、面白い構造があります。

それは、食器乾燥の場所がシンクの上にあり、戸棚として設置されています。

Photo 19-02-2013 15 39 57

今は食洗機などがあるのでこの戸棚がない建物も多いですが、学生寮やコテージなどは未だにこの戸棚が設置され使用しています。

食器を洗った後この戸棚にしまえば、水滴がシンクに落ち自然に乾燥する仕組みです。そして再びそこから食器を取り出せるようになっています。なので、フィンランドには食器棚というものをあまりみかけません。あったとしても、それはリビングルームに置きインテリアとして飾り、来客があった際に使う程度で、日常の食器は全てこの戸棚で出し入れしています。

ちなみに我が家の日本の家のキッチンはオープンキッチンなので、シンク上の空間を利用してネットを吊り下げ、食器を洗った後このネットで乾かしています。

利便性を重視した結果、フィンランドもその昔、女性の社会進出が活発に叫ばれた時代に、

この戸棚を利用することで家事の時間が減ったということがあったそうです。食器を拭く時間、食器棚にしまう時間、再び食器棚から取り出す時間など細かい時間をトータルすると相当な時間になっていたようです。

日本のように湿気がある地域だと恐らくこの戸棚はあまり歓迎されないかもしれませんが、もしかしたら日本の女性の社会進出を考える上で、少し参考になる視点かもしれませんね。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中