フィンランド生活 ~環境編~

 

 

現在フィンランドに滞在しているので、ここの生活を少しずつご紹介します。

「フィンランド」、と聞いて北国の寒い国、というイメージを抱く方が多いと思います。私も夫と出会う前はそのようなイメージを抱いていました。しかしこの一番寒いと言われる2月に滞在してみて、その固定概念がガラリと変わりました。

まず湿気の無い雪。恐らく日本の北海道や東北地方も同じかもしれませんが、湿気が少ないまたは無いので雪質がパウダーもしくはそれに非常に近い質です。なので洋服に積もっても濡れず、払い落とせばそれで済みます。

フィンランドの道路は日本同様にアスファルトですが、森林が至るところにありそこに積もった上を歩くのは全く寒くありません。むしろアスファルトより暖かい。日本の底冷えというものがないのです。

さらに室内は、国の法律で常に21度以上を保たなければならないという決まりがあります。逆に言うと、21度を保持できない建物は住居とみなされない、ということです。室内には、暖炉がある家も多く、現在私たちが借りている親戚のコテージにも暖炉があります。

Photo 13-02-2013 22 09 57

これをだいたい朝昼晩の3回炊くと家全体が暖まり、薄手のセータもしくは春用のセーター1枚で充分暖かいです。我が家の場合、日本の家は各部屋に暖房を付けていても非常に隙間風が多く、家全体が温まらないので、フィンランドの家の方が冬は暖かいと言っています。

そして今日、今回の滞在中初めてマイナス20度まで下がりました。朝起きたときの室内温度は、15度。暖房を炊いて就寝したのですが、さすがに寒いと感じ、フリースを1枚羽織りました。外を見ると、朝靄のようなものがかかり、朝陽に照らされた木々がホワイトピンク色に染まって見えるのが、なんとも神秘的でした(写真の上部の線のようなものは、コテージの屋根から下がった氷柱です)。

Photo 21-02-2013 08 20 21

 

 

ところで、先日友人が住むドイツのポツダムへ遊びに行ってきました。冬のドイツも寒いというイメージを持っていったところ、そのイメージ通りだったのですが、フィンランドと比較してびっくり!フィンランドよりも体感温度が低いのです。それもそのはず。湿気を含んだ雪が降っていたため、洋服に付いた雪を払っても落ちず、コートが濡れていくばかり。おまけに道路はぐちゃぐちゃ。そしてベルリンやポツダム辺りは石畳の街なので、街を歩いていると底冷えを感じました。そう、まるで東京に雪が降ったときのような状況でした。

 

そして時同じにして、ニューヨークに住む別の友人からメールが来ました。その頃、ニューヨークでは大雪が降っていたとのこと。50-60cmの積雪があり、ニューヨーク北部では停電が発生したとのこと。友人宅は幸いにして大きな被害はなかったようですが、マイナス10度にまで下がったとか。

 

この3都市の中でフィンランドが一番寒そうなイメージがあるのに、実際には3都市同じぐらい、もしくは体感温度や積雪量などに違いがあり、フィンランドが一番寒い、とは言えない状況になっていることを感じました。今年のフィンランドはやや暖冬のため、積雪量はここ南西部で10-20cm(北部は不明)ですが、一方のニューヨークでは50-60cm。ドイツもやや暖冬のようで、積雪はあまり見かけませんでしたが、何しろ底冷えが酷かった!

 

これらの比較を通じて、従来の地理的な固定概念を覆しつつ地球温暖化の変化などやはり自分の目や足で事実を確かめることが必要であると明確に分かりました。「地球温暖化」一つとっても、東京にいると日々の生活の中ではほぼ実感なし。しかし、こうした国や地方に行くと一目瞭然。

 

常に文字との睨めっこの仕事の中、こうした現実に自ら確かめに行って経験し、それを文字にすることで初めて文章や内容に魂が吹き込まれて「生きてくる」。これを常に念頭に置くことを再認識している日々です。

 

 

 

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